Compositor: Shindou Haruichi
たのしいげなはなしがことごときたように
だまったつきのよる
ぽろりぽろりとはげをはじてる
ねこはやねのうえ
みんなだれかにであって
そしてときにはひかれあって
でもすこしきらいになって
またすきもすこしふえて
たしたりひたりいまいくつだろう
ねこがしるたったひとつのきょくがひびいている
なまえのないこうえんにさびついた
べんちとしーそーと
せかいをかんたんにひっくりかえせた
てつぼうもねむる
じっとりょうてをみつめて
とちゅうからかぞえなおして
どこでつまづいたのか
たしかめられたとしても
おなじいたみをなぞるだけなら
あかつきにようほどわからなくもなってきた
めをひらけたらきみがいるまでなんども
めをとじよう
じゅうかぞえるのはだれ
もうむりしなくてもいいよ
だいたいけいさんはにがて
ただぼくにたずねてよ
こたえはわかっているから
さいしょもさいごもかわりはなくね
しめったらいいおとがだせないとねこがいう